「言葉が意見を伝える道具ならば、まず、意見を育てる必要がある」
という一文が気に入って購入しました。
今まで「上手に伝える」系の本を読んでも、小手先のテクニックのように感じて、あまり腑におちてなかったんですが、この本が「上手に伝える」系のバイブル本になりそうな予感がしてます。
言葉には
「外に向かう言葉」→ 発言や文章
「内なる言葉」→ 頭に浮かんだ無意識の言葉
の2種類があって、内なる言葉が磨かれてなければ、外に向かう言葉をいくら磨いたところで、中身は薄っぺらいまま。
「相手が聞きたいのは意見であって、言葉そのものではない」と。
また「言葉にできないことは、考えていないなのと同じである」とも言っています。
とは言え、考えていることを言葉にしようとしても、まとまらなかったり、考えが行ったり来たりして、うまくいかないことも多いと思います。
その原因として、人は考える際に「思考域」と「記憶域」を使っており、それが混在することで、考えているようで思い出しているだけになり「考えが進まない」という状態になっているようです。
なので、まずは頭の中に浮かんでくる内なる言葉を書き出すことで、記憶域にあるものを一旦外に出して、思考に集中できる環境を整えることが必要だそうです。
その他、思考を深める手順は全部で7つのプロセスがあり、継続してトレーニングする必要がありそうです。
モノにしていきます。
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