「覚悟の磨き方」吉田 松陰

読書

吉田松陰の言葉を現代風に翻訳して書かれた、名言集です。

「吉田松陰」と「覚悟」というキーワードが気になって買いましたが、いざ読もうとしたとき「磨き方」というキーワードの方が気になってきました。

覚悟する、覚悟を決める、覚悟がある、
という使い方はしますが、あまり「覚悟を磨く」という表現は聞いたことがないなと。

正直、どういう意味か、分かるようでよく分からないです。

そもそも「覚悟」の意味があいまいだったので、広辞苑で調べてみると、

①迷いを去り、道理をさとること。
②知ること。
③記憶すること。暗唱すること。
④心に待ち設けること。心がまえ。
⑤あきらめること。観念すること。

とありました。

この本で言うところの「覚悟」の意味は「心がまえ」ということにしておきます。

で、個人的に「覚悟」には「ブレない」「決断」というイメージがあるので、

「覚悟の磨き方」とは、「ブレずに決断できる心がまえ」と勝手に解釈しました。

この本に書かれていることを心掛けていると、「ブレずに決断できる心がまえ」が磨かれていきますよ、ということですね。

個人的に気に入った言葉は、

“大事なことは、なにをどう手に入れるかではなく、どんな気持ちを感じたいか”

物事がうまくいってないとき「自分はこれを何のためにやっているのか?」とか、「何の得になる?」とか考えてしまいます。

自分はそもそも、どんなことに感動したり、楽しいと思ったり、達成感を感じたりするか、とか
“どんな気持ちを感じたいか”を明確にすると、確かにブレることは無さそうだなと。

1〜176まである名言のうちの、1で刺さってしまいました。

これからの判断基準にしていきます。

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