「絵本の読み聞かせ方」景山 聖子

育児

絵本の読み方に「こうしたらいい」「こうしない方がいい」みたいなことってあるのかなと思ったので買ってみました。

なるほどーと思ったいくつかのうち4つほどピックアップしてみました。

①感想を聞かない

子供は、読み聞かせの間、心の中でいろいろなことを感じていて、終わった後もその思いをずっと膨らませて感受性を育てているそうです。

そんな時に感想なんか聞かれてしまうと、乏しい言語能力を発揮して、頭で考えていく作業に切り替わってしまって、感受性を育てているのを止めてしまうことになると。

②子供の好きにさせる

「何度も同じ本を要求してくる」「乱暴にめくろうとする」「どんどんページをめくってしまう」など、これらは全て絵本を楽しんでいるゆえの行動だそうです。

大人は本を「知識」として捉えるけど、子供は絵本を「体験」と捉えると。

楽しい体験は何度も繰り返したいし、早く先が知りたいものなので、好きにさせればいい。

絵本は破くものとして、テープで補修していって思い出にすればいい。

③「読む」より「話しかける」

絵本の読み聞かせは、朗読ではなく、子供との対話・コミュニケーションだそうです。

上手に読むことに意識がいき、子供を見ていないと、あまり絵本に集中せずにどこかに行ってしまう…みたいなことに。

子供の目や表情、反応を見ながら読んであげて、感情を共有することで本への集中が増していくと。

④「淡々と棒読みがよい」にとらわれない

感情を入れずに淡々と読む方法は、子供の想像力やイメージ力を育む効果がある。

よく聞く方法です。

一方で、感情をこめて臨場感を出して読む方法は、感受性や共感力、コミュニケーション能力を見につけるのに役立つそうです。

「淡々と読む」方法は、小学校高学年ぐらいの年齢の子供に向いていて、

「感情をこめて読む」方法は幼い子供に向いていると。

幼い子供は、現実の経験や知識がなく、想像するものがまだ自分の中にないので、絵本の読み手の感情に触れることで「嬉しい」「悲しい」といった感受性を育てて行く必要があるようです。

とりあえずこの辺を意識していきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました