「キュレーションの時代」佐々木 俊尚

読書

キュレーションとは、ざっくり言うと
「情報を収集し編集することで新しい価値を持たせること」

「キュレーションの時代」とはどういうことか?

昔はメディアが情報を絞っていたので、情報量はそれほどなかった。

ネットが普及してきた現在の情報量は、昔と比べて数千倍以上になっていて、真偽を証明できない情報があふれている。

なので、得た情報が本物であるかを見極める能力が問われるようになった。

でも、そんな大量の情報の中で見極めることはほぼ不可能。

ネットのおかげで情報は増えたけど、見極めが困難になったと。

一方、ネットでいろいろ調べやすくなったことで、「人の信頼」を測ることは容易になった。

つまり、情報そのものを本物かどうか見極めることはほとんど不可能だけれども、その情報を流している人の信頼度はある程度おしはかることができると。

なので、あふれている情報そのものを集めるのではなく、信頼できるキュレーター(情報を集めて編集して発信している人)の視座にチェックインすればいいと。

これによって、信頼できる情報を得られやすくなる。

ビジネス書とか、自己啓発本とかもそういうことなんでしょうね。

ただ、それでも自分の視点とは少しずつズレが生じてくるので、キュレーターのものの見方だけを取り入れて、改めて自分の視点でものを見る、情報を集めるということをする必要がある。

なので、自分の視点・価値観・背景・目的などをもって情報収集し発信すればいいということかなと。

「キュレーションの時代」というのは「みんながキュレーターになるべき時代」ということかなと腑に落としてみました。

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