「111歳、いつでも今から」後藤 はつの

読書

73歳で画家デビューし、106歳でニューヨークに個展を開きに行くような、めちゃくちゃバイタリティのあるおばあちゃんのエッセイです。

孫の世話がひと段落したことで時間が有り余ったため、ボケ防止のために何かしようと思ったそうで、

最初は「点字」にチャレンジして断念し、次に「刺繍」にチャレンジしようと申し込みに行ったら定員オーバーで断念し、その帰りに「絵画教室なら空いてますが」と言われて始めたそうです。

絵を昔やっていたとか、前からやってみたかった…ということでもなく、偶然始めることになったと。

好きなことでも続けることってなかなか難しいと思います。

はつのさん曰く、絵を続けられたのは、

・ちゃんと通って「やる」と決めた
・息子から絵の具セットをプレゼントされた
・娘夫婦が絵を批評し励ましてくれた
・送り迎えしてくれた友達がいた

が、要因と思っているそうです。

そのおかげで、なかなか上達しなかったけど続けることができたと。

コツコツと続け、8年目に先生のすすめで初めて作品を出展することになったそうです。

始めるのはとにかく「やると決める」だけで、続けられるには周りの「協力」や「承認」の影響が大きい。

また、次のステージに行くには、絵画教室の先生のように他人の助けが必要。

たまに「自分は人の助けなんかいらん」みたいな感じで態度悪い人がいたりしますが、

こういった「助け」「協力」「承認」を得られるには、日頃の行いが大切だなと。

おそらくこの人は、今まで徳を積み、人間性を高めてきたことで、周りの協力を得られ「ニューヨークでの個展」にまで至ったんだなと、勝手に思ってみました。

自分の「続けられる要素」を洗い出して、とりあえずなんかやってみます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました