「100歳、ずっと必要とされる人」福井 福太郎

読書

どうすれば何歳になっても活き活きと生きていけるのかと、本を検索してみたらこんな本があったので買ってみました。

著者の福太郎さんは「大学の助手」「毛皮屋さん」「証券会社」を経て、70歳から「宝くじの販売」に携わり、100歳(2012年時点)に至るそうです。

まずは、そもそもなぜ100歳になっても働いているのか。

それは、「動物は死ぬまで自力で食料を調達して生きている。人間も動物なので、死ぬまで働くのは本能である」ということらしいです。

妙に納得しました。

とはいえ100歳まで働けたのは、周りの人のおかげで、運がよかっただけだと言っています。

でも、周りの人にそう働きかけてもらえるということが、けっこう難しいんじゃないかと。

それを成り立たせたのは、この本で何度も出てくる言葉、「利他」を価値観に据えて、常に体現してきたからだと思います。

福太郎さんは、大学の卒論で経済倫理学をテーマにした際に、「利他主義」の考え方に出会ったそうです。

利他主義というのは「自己の利益よりも、他者の利益を優先する考え方」です。

これは「自分の利益ばかり求めると、巡り巡って自分の首を絞めることになり、相手に何かをしてあげれば、自分にも何かが返ってくる」というのが本質的なところかなと思います。

すごく良い考え方だし、取り入れるべきものだと思いますが、価値観ってそれなりの年齢になると、すでに持っているものだと思っています。

なので、重要なのは「自分の価値観」を見つけて、それを忘れず体現し続けることである、と腑に落とし込んでみました。

まずは、自分の価値観を探っていきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました