「読みたいことを、書けばいい。」田中 泰延

読書

文章の難しさに悩んでいますが、テクニック本よりも精神論的なことを書いていそうな本が好きなので、この本のタイトルに惹かれて買ってみました。

本の構成は以下のようになってます。

①なにを書くのか
②だれに書くのか
③どう書くのか
④なぜ書くのか(これははしょります)

まず①なにを書くのか、について。

日常的によく目にする文章、ネットなどで読まれている文章のほとんどは「随筆」という分野であるとのこと。

随筆とは、この著者の定義では「事象と心象が交わるところに生まれる文章」とあります。

事象とは、見聞きしたことや知ったこと。
心象とは、それらに対して思ったことや考えたこと。

事象に偏ると映画のあらすじばかりになり、
心象に偏ると感想だけ書くことになる。

バランスが大事ってことでしょう。

つぎに②だれに書くのか、について。

いろんな本に「ターゲットを想定して書け」ということが書かれていますが、この本の主張は「想定なんかできないから、自分で読んで面白いものを書け」というもの。

つまりターゲットは自分。

つぎは③どう書くのか、について。

文章にはいろんな形式があるうえに、型どおり書いてはいけないという本すらありますが、「事象に触れて論理展開し心象を述べる」という随筆に、起承転結ほど効率よく使えるものはない、とのことです。

まとめると、

・書く分野は「随筆」であることを意識する
・ターゲットを自分にする
・書く形式は「起承転結」で訓練する

これを実践していきます。

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