心理学に「ジョハリの4つの窓」という自己分析の考え方があります。
① 自分も他人も知っている自分
② 自分は気付いてないが他人は知っている自分
③ 他人は知らないが自分は知っている自分
④ 自分も他人も知らない自分
自分のことは自分が1番分かっているつもりでいても、本当は半分も分かってないんでしょうね。
こういった本は、その「自分が気づいてない自分」を知る1つの方法と思っていて、興味を惹かれたので買ってみました。
このFFS理論によると、人の思考や行動に影響を与える因子が5つあるそうです。
テストによって、どの因子の点数が高いかを診断して、そのバランスによって思考行動の傾向が分かるというものです。
webでのテストでは、自分が「宇宙兄弟」のどのキャラクターに似ているのかを当てはめてくれます。
5つの因子
①凝縮性(こだわりの強さがある)
②受容性(柔軟に相手を受け入れる)
③弁別性(白か黒かはっきりと分ける)
④拡散性(興味があることに対しすぐ動く)
⑤保全性(目標を立てて確実に進めていく)
日本人の64%は受容性が高く、次いで保全性、拡散性が高い特徴があって、保全性と拡散性の比率は2:1だそうです。
ネガティブに言うと「自主性がなく、なかなか動かない」ように見える人が多いということです。
そう見えるので、拡散性が高い人(すぐ動く人)に劣等感を抱きやすかったり、自分がダメと思ってしまいやすい傾向にあると。
でもそうじゃなくて、そういう因子が高いゆえの思考行動であって、その活かし方があるし、自分と違うパターンの人との上手い付き合い方がありますよ、という内容になっています。
宇宙兄弟の主人公の「ムッタ」は、日本人の平均に近い個性を持っているそうです。
日本人の成長・成功の仕方についてのバイブルとして「宇宙兄弟」を読み直したら勉強になりそうです。
ちなみに僕は「保全性」「弁別性」が高く、ウォルター・ゲイツに近いと出ました。
あんまり知りませんけど、なんか嫌な感じのヤツです。
FFSの“S”はストレスのことで、適度なストレスがかかっている時は良い特徴が出て、ストレスが少な過ぎたり過度になったりすると、悪い特徴が出るそうです。
今の自分がどんな状態になっているかを要所で確認して、ストレスを調整するのに役立てていきます。
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