読書をのんびり続けてきて、それなりにメリットを感じていますが、もっと具体的に読書について理解できれば、もっと楽しくなりそうだと思って、前から気になっていたこの本を買ってみました。
今の時代、情報を得るなら読書じゃなくてもネットでいいんじゃないか?という疑問がありますが、ネットと読書には「向かい方」に大きな違いがあるそうです。
ネットは、アイキャッチ的にパッパッと短時間で次へいこうとするのに対して、
読書は、著者とじっくり腰を据えて話を聞くようなもの、と言っています。
なので、読書は「体験」と同じようなものだと。
そして、「体験」は人格形成に影響します。
また、読書には
「情報としての読書」と「人格としての読書」
があるそうです。
人格とは「知識」「思考」「感情」「性格」などを統合した個人のあり方であり、これらは読書によって高められると。
ネットは情報収集には向いていますが、人格形成にはあまり役に立たなさそうです。
この本では、「知識」を深めるには1テーマ5冊読むこと、「思考」を深めるには同じ著者の本を続けて読むこと、がおすすめされています。
ちなみに、
5冊読めばAランク
20冊読めばSランク
2000冊読めば研究者レベル
だそうです。
根拠があるのかは分かりませんけど、面白い考え方です。
本の選び方にも少し触れると…
現在、年間の本の出版数は75000冊(2017)だそうで、1日に200冊読んでも追いつかない数です。
そんな中で、出来るだけ一流のものに触れたいというとき、「古典」を選べばほぼ間違いないと。
時代を超えて多くの人に評価され、現在も価値を失わずに残ってきたものには、それだけのパワーがあると。
…納得です。
・この人の話を聴くという姿勢で本に向かう
・1テーマ5冊を意識する
・同じ著者の本をいくつか読む
・古典を読む
を実践します。
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