「脳からストレスを消す技術」有田 秀穂

読書

人間の二大ストレスは
「依存症」と「逆恨み」だそうです。

依存症というのは、今まで得られていた「快」が得られなくなることで生じるストレス。

ギャンブルで負けたとか、恋人と分かれたとか、信用を失うとか、お気に入りのものを無くすとか。

逆恨みというのは、正当に評価されないストレスで、「どうして評価してくれないの?」というやつ。

家事をしているのにお礼を言われないとか、
徹夜で仕事を頑張ったのに評価されないとか、一生懸命考えたプレゼントを気に入ってくれないとか。

特に「逆恨み」の方は自分一人では解決するのが難しいので、厄介なストレスだそうです。

ストレスを消すための第一歩として、まずは「ストレスには勝てないことに気づくこと」

ストレスに真正面から挑むと必ず負けるので「消えるのを待つ」か「受け流すこと」
が必要と。

ストレスはコントロールすることが大事で、その方法は二つあって、

①セロトニン神経を活性化させてストレスを受け流す
②涙を流してストレスを解消する

だそうです。

セロトニン神経を活性化させるためには、
「リズム運動」と「太陽の光を浴びる」です。

リズム運動は、最低5分必要で、座禅による腹式呼吸とか歩行とか。

太陽の光は30分ほど浴びれば良くて、そしてセロトニンは朝作られるそうなので、早起きして30分ウォーキングするのが良さそうです。

涙について大事なのは、悔し涙や悲しみの涙ではなく、共感脳を働かせて感動した時に流れる「情動の涙」であること。

ちなみに意識的に流す「役者の涙」は、
緊張または不安、抑圧、疲労、混乱の四項目が悪化し、かえってストレスを増強させてしまうことが分かっているそうです。

リズム運動と太陽の光でセロトニン神経のトレーニングをして、情動の涙でストレスを一気に解消する。

三ヵ月のトレーニングで、セロトニン神経の構造が変化し始め、六ヵ月でよい状態まで変化するそうです。

僕は、涙はちょっと流れにくいので、朝のウォーキングだけ取り入れてみます。

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