あの人が言っても聞く耳を持てないけど、この人が言ったらめちゃくちゃ刺さる、みたいなことってよくあります。
「何を言うか」よりも「誰が言うか」ってやつです。
それってつまり、影響力があるかないかってことだと思います。
僕の周りにも「影響力あるなー」と思う人は少数ながらいますが、そういうのは「何かを成し遂げた人」とか「普通の人より優れている人」に備わるモノ、みたいに思ってました。
が、どーやらそうではないらしいです。
「信頼関係ができている人の言うことに影響を受ける」という経験は、誰にとっても特別めずらしいことではないと思います。
ということは「信頼関係ができている相手には影響力を発揮しやすい」と言えます。
なぜ、信頼関係ができている人に影響を受けるのかというと「信用できる人が、自分と関係性の深い話をしてくれる」からです。
なので、影響力の正体は「信用」と「関係性」ということになり、これが影響力をもたらす基本原則だそうです。
そして、この「信用」と「関係性」をもって信頼関係を結ぶのに、時間や共通体験が必須なわけではないそうです。
たしかに、初対面の人や有名人でも、信用したり、自分と紐づけたりするなーと。
時間をかけずに信用を得るためには、
①自分のことをネタにして打ち解ける
②相手に自信を持たせる
③「類似と共通点」で仲間意識を深める
という3つのステップがあるそうです。
たしかに、出身校と誕生日が同じで、自分の失敗した経験を踏まえて、役に立つ情報を与えてくれる人って、信用できそうです。
関係性を感じさせるというのは「これから話すことは、あなたと関係していて、こう役立ちます」と伝えることです。
関係性を強調するためには、
①この意見の支持率は高いと知らせる
②みんなと少し違う要素をプラスする
(人は人より少しだけ優れていたい)
③ゴールを掲げる
(ゴールは魅力的であることが必要)
という3つのテクニックがあるそうです。
この本では他にもいろいろなテクニックが書かれていますが、この類のスキルって、意識して使うと、なんとなく胡散臭さが醸し出されると思っています。
なので、まずはこの2つの原則を、自然に馴染ませていくぐらいの感じで使っていけたらと思います。
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