「フランス人は子どもにふりまわされない」パメラ・ドラッカーマン

育児

ちょいちょいフランスの子育てについて見聞きすることがあるので、どんなもんかと思って買ってみました。

内容は、ざっくり言うと日本とフランスの価値観、常識の違いについて書かれています。

要約すると、

・赤ちゃんを理性ある人間として扱う
・赤ちゃんでも学習できることを信じる
・自分達が楽しむことを優先する

といった感じ。

フランスの子育てにおいて有名なところでいうと、赤ちゃんの頃から寝室が違うというものがあります。

フランスでは、生後3ヶ月目の赤ちゃんの多くは夜を通して眠るそうです。

赤ちゃんであろうと、夜泣きをしないように学習できると。

夜泣きがなかなかおさまらない場合には、泣きっぱなしにするという強硬手段をとることで、数日で成功するそうです。

読んでいるうちに、そもそもフランスの子育ての方が優れているのか?見習う必要があるのか?という疑問が湧いてきたので、色々ネットで調べてみました。

離婚率……日本28位、仏19位(2017)
教育水準…日本7位、仏26位(2019)
幸福度……日本56位、仏21位(2021)
自殺率……日本7位、仏9位(2016)
殺人件数…日本154位、仏113位(2018)

…どっちもどっちというところ。

なので、フランスの子育てが優れているから見習おうというようなモノではないんじゃないかなと思います。

自分の常識というのはただの思い込みであって、世界的にみたら別に絶対正しいわけではないので、都合の良さそうなもの、納得のいくものを選択して取り入れたらいいということだと、腑に落としました。

例えば、毎晩子供をあやすことで寝不足になって、精神的にバランスを崩すぐらいなら、「フランスでは泣きっぱなしにしてでも夜泣きをしないようにするのが当たり前」というのを理由にして、罪悪感なくサボればいいってことかなと。

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