自己肯定感が低かった時期は日常があまり楽しくなく、「自分でもやればできる」と気づいてから何事も楽しくなってきた記憶があります。
小さい頃から自己肯定感が高ければ、ほんとに何にでもなれるんだろうなと思います。
親の心がけで自己肯定感が高くなるなら、知っておくべきかなと思って買ってみました。
今後、AI主流の時代になっていく中で、人に求められる能力は変わっていきます。
どんな変化が起こるか予測が立たない中で、たくましく生きていくためには、AIが不得意な「思考力」「クリエイティブな発想力」「考えたことをアウトプットする実行力」の3つの力が必要になると。
そういった力を身につけていくための土台として「右脳左脳を使える」「自己肯定感」が必要であると。
それらを育むためには、脳の9割がつくられる6歳までの期間がカギだそうです。
じゃあどのように教育すればいいか、関わっていけばいいか、キーになるのは言葉の使い方だなと。
自己肯定感を高める「叱り方」「ほめ方」のコツが3つずつ挙げられているので、書いておきます。
「叱り方」のコツ
①怒りではなく本当の感情を伝える
怒りの感情というのは二重構造になっており、怒ってしまうのは第二次感情で、その背景には、悲しい・寂しい・不安・期待外れ、などの一次感情があるという仕組みになっているそうです。
第二次感情である怒りをぶつけるのではなく、第一次感情を伝えることで理解してくれると。
②YOUではなくIを主語にする
「あなたが」寝坊したり、片付けしなかったり、友達を叩いたりしたこと、を怒るのではなく、そうしたことで「私」が心配、悲しいと伝える。
③ピンポイントで短く叱る
60秒以上の時間叱っても、子供の耳と脳には入っていかないそうなので、その場の事実と行動を叱るようにする。
どんどん怒りの範囲が広がって「前もこうだった」「いつもこうだ」と飛躍しても子供には通用しないと。
「ほめ方」のコツ
①評価をしない
「お手伝いできてえらいね」
「絵が上手に描けてるね、すごいね」
よく口にしそうなほめ方ですが、
「えらい」「上手」という言葉には、上の者が下の者を評価する意味合いがあると。
「お手伝いができて」「上手に描けて」と、ほめてもらうための条件がついているため、自発的な行動につながらず、ほめてもらうために行動するというようになっていってしまうと。
②ほめる時もIを主語にする
「あなたがお手伝いをして、あなたがえらい」ではなく、「お手伝いをしてくれて私が嬉しい、助かった」という言い方。
③結果ではなく過程をほめる
「100点とってすごいね」
100点とったことをほめると、「100点とらないとほめてもらえない」となり、結果が出せないと自己否定してしまうようになると。
結果ではなく、それまでの努力などのプロセスをほめる。
今使っている言葉は、長年かけて染みついてしまっているので、かなり意識していないと無意識・無自覚に良くない言葉を使ってしまいそうです。
自分が変わることができれば、良い影響を与えられると。
「だんだん親になっていく」というのはこういうことかと思ってみたりしました。
年月かけて修正していきます。
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